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2024年始のご挨拶

1月 05, 2024

新年おめでとうございます

 昨年中はいろいろとお世話になり心よりお礼申し上げます。

 

 約3年にわたる新型コロナウイルス感染の影響、多くの面会や交流が一時的に中断されることがありながらも、医療現場でご活躍いただいている皆様のおかげで、フィラピー療法の普及は途切れずに進展していると感じました。


 昨年は、全国各地で開催された多くの学会の展示に参加して、久々に皆様の元気なお顔を見ることが出来嬉しさに溢れました。弊社のブースに来られた人数は例年並みに戻った感じ、様々なフィラピーの使用経験についてユーザーの皆様から教えられて、フィラピー関する発表演題数もコロナ禍前ように多く発表されました。


 ご自身の使用経験を共有できる、若しくは遠赤外光線療法の使用について疑問を持っている方々が他のユーザーと直接交流できるように、現地での経験交流会だけではなく、フィラピー研究会・オンライン勉強会の開催も引き続き支援しました。昨年は合計4回のイベントに、毎回50名以上全国の医療現場の第一線で活躍するユーザーの皆様が参加致しました。参加者から熱心な反響があり、今年も引き続き定期的に開催する予定です。積極的に経験交換ができると信じています。


 いつもフィラピー使用者から激励の言葉をいただき、誠にありがとうございます。社員たちも力を合わせて信頼にお応えできるよう努めてまいりますので、本年もこれまで同様のご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。

 

2024年1月吉日
株式会社フィラピーメディカル
代表取締役

李 其然

ウイズコロナの影響も少なくなり徐々に日常を取り戻して行きました。行動制限の緩和と共に、多くの全国学会や地方会は現地開催され、学会展示を積極的に行いました。


6月神戸の日本透析医学会では、フィラピー機器の新しいモデルが初登場しました。使用者の皆様のご意見を聞き入れ、改善に努めてまいりました。医療現場とさらに親密な関係が構築できると信じています。

▼ 2023年、展示学会リスト
▼06/16 – 06/18 第68回日本透析医学会学術集会・総会 (JSDT)、兵庫県神戸市

【企業コラボレーション】


JMS社のレーザ血流計(ポケットLDF)を用いて末梢血流量を測定し、フィラピーの効果を数値化して、有用性を評価できます。


日本国内だけではなく、海外の医療従事者との交流会も再び実現しました。


フィラピー創業の台湾から、長年の臨床経験を持ちの先生を招き日本の学会に講演すること、日本に第一線の医療現場で活躍している医療従事者が台湾の医療現場を訪問、お互いにご自身の経験を共有することが3年ぶりできました。日本にはよくフットケアを中心に使用しますが、台湾では、フィラピーはレギュラー治療として複数台を導入されて、シャント管理において役に立つことが理解出来ました。例えば、シャント開設後照射して育成の促進、穿刺の前に照射して穿刺トラブルの改善、定期的な血流量検査による血流量不足の患者は常に照射して血流量の改善、シャントの一生にすべての段階に多様な役立ます。

▲ 腎臓内科の呉先生(左2)が台湾から沖縄に  講演しました。

▲ 台北透析クリニック、台湾台北市

▲ 新光病院、台湾台北市

▲ フィラピー台湾本社

フィラピー研究会と共同開催のオンライン勉強会に、全国のユーザーがZOOMで参加されて、遠赤外光線療法の使用についてご自身の経験若しくは疑問を直接話す事が出来て、参加者皆様から熱心な反響がありました。


また、日本国内のだけではなく、世界各地の医療施設から集められるフィラピー使用経験も共有できるように、そして他の様々なフィラピーに関する一番新しい知識を広めていくため、新しい年度からメルマガの発行が予定されています。


是非、お見逃しなく!

Effect of far-infrared radiation therapy on von Willebrand factor in patients with chronic kidney disease

Yen CC, Hsu PC, Lin CC, Chen SC, Hsiao CY, Hwang SJ

学術雑誌Frontiers in Medicineに掲載された論文には、フィラピーの照射により、血中の止血因子であるvWFが有意に低下する、血栓形成を防ぐ作用がが示されています。これはフィラピー療法がシャント血流低下を改善できる新しいメカニズムであると考えられます。


文献は こちら にご覧ください。

備考

  • vWF(von Willebrand)因子は、止血に必要なタンパク質であり、血液凝固の過程に、血小板と血管壁の接着を助け、凝血機構を促進します。


  • vWF因子血漿濃度と活性は、血管内皮細胞の機能動態を示す臨床的指標となり得る。
  • 異常低値: von Willebrand病(血友病の次に多い出血性の病気)
  • 異常高値:腎疾患。

Far infrared treatment on the arteriovenous fistula induces changes in sVCAM and sICAM in patients on hemodialysis

Lindhard K, Jensen BL, Pedersen BL, Meyer-Olesen C, Rix M, Hansen HP, Schalkwijk C, Waarenburg M, Heaf J, Hansen D

アジアを中心だけではなく、デンマークにあるコペンハーゲン大学も炎症因子ICAM、VCAMにおけるフィラピー研究を学術雑誌Nephrology Dialysis Transplantationに発表しました。


現在、フィラピーの魅力は世界中に広がっています。フィラピー研究も全世界で勢いよく進んでいます。


文献は こちら にご覧ください。

【遠赤外線治療器フィラピーを使用したABIの評価】

  若葉会西条中央病院(第68回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)


【フットケアにおけるフィラピーの有効性について】

 キセラ川西腎クリニック(第68回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)


【透析患者に対する遠赤外線療法の有用性の検討】

   横浜未来ヘルスケアシステム奥沢病院(第68回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)

【フィラピーによるシャント血流量・血管径に対する有用性】

  ヘブロン会大宮中央総合病院(第68回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)


【遠赤外線療法を用いた微小循環改善効果の検討】

 社会医療法人岡村一心堂病院(第68回日本透析医学会学術集会・総会 ポスター発表)


【フィラピーによる下肢末梢循環改善効果】

   偕行会セントラルクリニック(第4回日本フットケア・足病医学会年次学術集会 口演発表)
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